グリーンボトルブルーの飼育

グリーンボトルブルー(Chromatopelma cyaneopubescens)

グリーンボトルブルーは初心者向けタランチュラとして有名です。巣を作るタイプの地表~樹上性タランチュラで、ベネズエラの乾燥地帯に生息しています。個人的に乾燥地帯に生息している種は比較的強いイメージがあります。おそらく、温室を使った日本の飼育環境では湿度が足りなくなることが多いからでしょう。しかしベビーの間は頻回に脱皮することもあり適度に湿らせた方が良い感じです。

アダルトになると体長6cmほどになり、レッグスパン(脚を含めた長さ)は14cmほどになります。日本のクモを考えるとかなり大きいですが、タランチュラ界では普通くらいです。

好みにもよりますが見た目が美しく、巣を作り、細身のタランチュラが好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。

ただ、グリーンボトルブルーは刺激毛を持っていて、たまに刺激毛を飛ばしてくる個体もいるようです(通常、樹上性のタランチュラは刺激毛を持たないタイプが多いです)。

グリーンボトルブルー飼育記録

グリーンボトルブルーのベビーを購入しました。かなり餌食いが良く、調子が良いです。

レインフォレストさんから購入しました。届いたときは体長が1㎝程度でしたが噂にたがわぬ美しさです。

グリーンボトルブルーのベビー

床材は届いたものをそのまま使用。ケージも届いたプリンカップのままです。

うっすら湿る程度に加湿して使用中。

グリーンボトルブルーはメスが出にくいという噂がありますがどうなんでしょうね。わたしはあまり信じていません。おそらくオスを引いた人が「オスだったー( ノД`)シクシク…」と言うことが多いのでそのようなイメージになっている気がします。

2~3日に1回小さなレッドローチを投入しています。落とした瞬間に食いつくので餌やりの楽しい種類だと思います。

営巣(巣を作ること)はまだ見られず、床材全体にシート状に糸を張っています。

初心者向けタランチュラの飼育ブログ

2020年1月20日

数ヶ月経ちました。ケージをプリンカップから100均の容器へ移動しました。その時から餌を食べなくなり、環境を変えたせいかな?と心配していたのですが、脱皮でした。

いやぁいつ見ても脱皮直後は美しいですね。透明感のある青です。グリーンボトルブルーに限らずタランチュラは脱皮前後に餌を食べなくなります。その拒食期間は身体が大きくなればなるほど長くなります。

おかしいな?と思っていたら脱皮だったということはよくあります。あまり触らずにそっとしておいてあげましょう。

また、生き餌を入れておくのもやめましょう。脱皮中~直後の柔らかい身体を齧られることがあります。

これが脱皮殻です。

そうそう、ケージを大きくしたら巣を作りました。脱皮の準備のためかもしれませんが。

また進展があればお伝えします。

2020年6月30日

前回の更新から4ヶ月ほど経ってたんですね。
あれから1回か2回脱皮しています。もう幼体色は消えて、アダルトのグリーンボトルブルーの色ですね。美しい。

それにしても餌食いも良好な超飼いやすいタランチュラです。巣は作りますが姿は見せてくれますし、今のところ刺激毛を飛ばしてきたこともありません(一応、刺激毛の攻撃もするらしいです)。

姿形が一般的なタランチュラっぽくないですが(モコモコしていないので)、クモを飼ってみたい的な方には最高のペットになると思います。

タランチュラの飼い方

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