タランチュラの飼い方

タランチュラの飼育方法

タランチュラは入門種なら飼育自体はそれほど難しいものではありません。もちろん、タランチュラは有毒種ですから噛まれると相当痛い思いをします。しかし、人の命を奪うほどの毒は持っていません(アレルギーなどを持っていれば別です)。

また、餌の入手もそれほど難しくはないと言えます。お近くのペットショップで購入できるでしょう。

世話自体もそれほどたくさん時間が必要なわけでもないです。タランチュラはアダルトになればそれほど餌やりも頻回でなくなります(1回/週とかです)。

では何が難しいか。

第一に逃がしてはならないという絶対条件があります。もちろんどの動物もそうですが、有毒種であるタランチュラは特に気をつけなければなりません。もし逃して外に出てしまったら?誰かを噛むかもしれませんし、ニュースになることで規制が入り多くの愛好家が飼育を諦めないといけないことになります。

毒についての詳しい記事はこちら
タランチュラの毒は強い?

もう一度書いておきます。
タランチュラを飼育するなら絶対に逃がしてはいけません。
しっかりと管理しましょう。

また、多くの人はタランチュラを含む蜘蛛を気味が悪がります。なので家族の反対に合うかも知れません。餌も生き餌中心になりますから残酷だと言う人も多いでしょう。餌のコオロギ自体がダメだという人も多いように思います。

それでも了承は必ず得て下さい。有毒種を扱うわけですからこっそりメンテナンス(世話)をするのは危険です。急いだ拍子に事故が起こることも考えられます。落ち着いた精神状態が要求されます。

これらをクリアすればあなたもタランチュラ飼育の扉を開くことができます。美しく、たくましいたくさんの種類のタランチュラを飼育・観察してみましょう。

タランチュラ入門種おすすめ

チャコジャイアントゴールデンストライプニー(学名:Grammostola pulchripes)
餌食いもよく飼いやすい地表棲タランチュラ。安価でオススメ。

 

飼育記録はこちら

チャコジャイアントゴールデンストライプニーの飼育

 

チリアンコモン(学名:Grammostola porteri)

おとなしく扱いやすい地表棲タランチュラ。今は流通が少なく若干高価で入手困難。以前はチリアンコモンがタランチュラ入門の代表種だった。

 

グリーンボトルブルー(学名:Chromatopelma cyaneopubescens)
巣を作るタイプの半樹上棲。たまに腹部の刺激毛を蹴ってくることもあるが、美しい姿をよく観察できる。


飼育記録はこちら

グリーンボトルブルーの飼育

 

アンティルピンクトゥ(学名:Caribena versicolor)
樹上棲タランチュラの中でもっとも大人しい。ベビーから生体まで全期間において美しいが、引きこもりがち。


飼育記録はこちら
アンティルピンクトゥーの飼育

 

ブラジリアンブラック(学名:Grammostola pulchra)
地表棲タランチュラ。若干高価であるが、かなり飼いやすく。漆黒の姿も美しい。

イベントや通販で購入することが出来ます。ここで日本で一番有名なタランチュラの専門ショップを紹介しておきましょう。それはレインフォレストさんです。

参考記事:

初心者向けタランチュラの飼育記録

タランチュラの飼育に必要なもの

ここではタランチュラ本体と餌以外で必要なものを見ていきましょう。

・長いピンセット
・床材
・ケージ(飼育容器)
・パネルヒーター
・キャッチカップ

これらは必須になります。

ピンセット:餌を与える時や食べかすを取り除く時などに使用します。

床材:床材についての記事はこちら

ケージ:どんなものでも構いませんが、しっかりと蓋のできるものにしましょう。ベビーからアダルトになるまで各飼育段階に合わせて用意します。

パネルヒーター:多くのタランチュラが熱帯の生き物ですので日本の冬は越せません。いくつかの種類では無加温で冬を越したという報告もありますが、耐えているにすぎませんので寒いときは温めてあげましょう。

キャッチカップ:これはプラスチックのコップ。例えばスタバの空き容器などの底に穴をあけたものです。何に使うかというと、逆さまにタランチュラにかぶせて使用します。ケージを移動する際、逃げ出した際などにタランチュラにかぶせて、厚紙などを下に滑り込ませます。そのまま移動し、新しいケージで厚紙を抜くと、触ることなく移動できるというわけです。
タランチュラの大きさに合わせて大小用意しましょう。
底に穴をあけておくのは、タランチュラが外に出たがらない時にそこから細い棒や針金を突っ込んで優しくツンツンすることで外に出すためです。

タランチュラ飼育にあった方が良いもの

・ケージが2つすっぽりと入る衣装ケースなどのボックス
・ベビーパウダー(天花粉)
・シリンジ(注射器)

・衣装ケースなどのボックス:ケージを移動させる、餌をやる、掃除をするなどの際にケージを丸ごとボックスの中に入れて行います。そうすると、もし飛び出した時でもボックス内にいることになり、安全です。ケージを移動させる際には2つのケージを中にいれその中で移動を行うと安全です。

・ベビーパウダー:上に書いた衣装ケースの側面の壁にパタパタとはたいておきます。通常タランチュラはツルツルの壁でも登ってきますが、そうると登れなくなります。種類によっては非常に高速ですから、これをしておくと便利です。

・シリンジ:注射器です。針はなくても構いません。霧吹きだとむやみに驚かすことになりますから、わたしはシリンジで加湿しています。安いものですから何かのついでに買っておくと便利です。

シリンジの通販をチェック

その他の詳しい飼育については以下を参考にしてください。

参考記事
地上性タランチュラの飼い方
樹上性タランチュラの飼い方
地中性タランチュラの飼い方
タランチュラの移動方法

タランチュラはなつく?ハンドリングはできる?

残念ですがタランチュラは人になつくことはありません。慣れることすらもほぼないでしょう。つまり、いつでも噛まれる可能性を秘めています。

もちろんハンドリングも不可能だと考えましょう。ハンドリングの最中にもし噛まれたら?ピョンとジャンプしてどこかへ逃げてしまったら?常に最悪の事態を頭に描いて下さい

タランチュラに噛まれると相当な痛みだそうです。病院に行ってあなたはなんと言いますか?タランチュラに噛まれたと言ったら病院の医師は対処してくれるでしょうか?日本の病院がそのような準備をしているとは思えません。つまり、とても危険な行為です。

SNSなど(特に海外)ではハンドリングしている様子が見られます。しかしタランチュラは度胸試しをするものではありません。タランチュラはタランチュラとして精一杯生きています。タランチュラから見たら人間は99%外敵でしょう。危ないと思ったら攻撃してきます。

タランチュラはマシーンのように行動します。感情はありません。だからこそかっこいいと思うのです。

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