メキシカンレッドレッグの飼育

メキシカンレッドレッグ Brachypelma emilia

メキシカンレッドレッグ(学名:Brachypelma emilia)は地表性のバードイーターと呼ばれるタランチュラで、初心者にも人気です。マニアの間では、学名からエミリアの愛称で親しまれています。

アダルトになるとかなり美しいのでぜひチェックしてみて下さい。

こんな感じです。頭胸部の三角がかっこいいですよね。まるで上質な家具みたいな感じがしませんか?

メスのアダルトは体長6.5cm、レッグスパン12.5 cm。体重は約15グラム程度です。

メキシカンレッドレッグが含まれるBrachypelmaは1994年にワシントン条約附属書II(CITES)に掲載されたため、取引が制限されました。つまりペットとして売れるからと言って採集しまくっていたら絶滅の恐れがあるので規制するというものです。なので現在出回っているいるものはCB個体、各国の先輩たちがブリードしたものだということですね。

噛むことはそんなにないと言われてますが、噛まれると相当痛いと思いますので触らないようにしてください。噂ではBrachypelma属の中で一番毒が強いとも言われています。また、バードイーターですので腹部の刺激毛を飛ばしてくることもありますので注意して下さいね。

地上性タランチュラの飼い方

メキシカンレッドレッグのベビー飼育

2019年10月30日。プリンカップで管理中。
隣にレッドローチが写ってますが、すでに頭胸部に三角が見えてますね。餌食いもまずまず良いですし、飼育してて楽しいです。

あまり乾燥に強くないようですので、床材はしっかり湿らして管理しています。どのくらい湿らせるかというと指で押して水が滲み出ないギリギリの感じですね。

あと飲み水のためにメラニンスポンジを小さく切って濡らして入れています。

2019年11月17日 脱皮しました。

脱皮して、頭胸部の三角がちょっと見えてきましたね。腹部の刺激毛も立派に生えてきました。刺激毛を食らうの嫌ですが、成長は嬉しい親心です。

ちなみに今のところ刺激毛を蹴ってくることはありません。

餌食いは良好で、多湿気味で管理しています。

2020年2月10日脱皮しました。

餌はミルワーム。メラミンスポンジを適当に切ってプリンカップに入れ、そこに水を含ませる加湿方法をとっています。

まだまだ小さいですが、ずいぶんと重厚になってきました。もう少しプリンカップでいけそうです。脱皮確認から2日ほど経ちましたが、まだ餌は食べません。

2020年03月29日

餌も食べ始めて身体も大きくなったのでお引っ越ししました。100均のセリアで購入した容器に穴を空けたものです。

透明度も高く、結構好きで使っています。ネジ式の蓋だと逃げられる心配もほとんどないですしね。この機会に床材を新しくしています。なかなかいい感じ。

それにしても立派になりました。ここまで大きくなるとレッドローチが主な餌になりますね。もちろん、コオロギなどでも構いません。

Brachypelma emilia脱皮しました

2020年4月9日に脱皮を確認。新しい飼育ケージにしてから割とすぐでした。

脱皮後のポーズ。

脱皮殻です。キバが怖い。オスかメスかはまだわかりませんでした。

脱皮後しばらくは餌も食べません。

脱皮後の食事を確認。頭胸部の三角もしっかりとしてきてかっこいいですよね。あと、結構刺激毛を飛ばしてきます(専門用語では「毛を蹴ってきます」もしくは「蹴ってきます」)。

脱皮したら、性格が変わるってよく聞きますね。ただの噂なのかどうなのかはわかりませんが…。とりあえず順調です!

2020年11月

今は2021年の1月ですが、去年の11月の写真でこんなに立派になっています。派手な色ではありませんが高価な家具のような佇まいが美しい。刺激毛を飛ばすのは少しましになってきました。といってもこのタランチュラの刺激毛は僕にはあまり効果がないようです。結構多くの方が「エミリアの刺激毛は効かない」と言っておられますね。

タランチュラの基本的な飼育方法はこちら

タランチュラの飼い方

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