サレムオーナメンタルの飼育

サレムオーナメンタル(学名:Poecilotheria formosa)

グーティサファイアオーナメンタルと同じポエキロテリア属(通称:ポエキロ)で、サレムオーナメンタルと呼ばれたり、学名からフォルモサと呼ばれたりします。今うちにはヤングのおそらく♀(と信じたい)の個体がいるのですが、かなりカッコよくてもっと欲しくなってしまっています。

特徴は、ポエキロにしてはやや小型(それでも体長6cm程度。レッグスパン18cm)。ベースはアイボリーで、うっすらと深い紫がが入って上品な感じです。ちなみにうちの個体はまだ紫はまだ出てません。

さて、サレムオーナメンタルはインドのサレム地方(セーラム地方)の山岳地帯に生息しています。サレム地方は通年暑いっぽいですが山岳地帯となればある程度涼しいことが考えられます。

うちの飼育環境は、夏は30度を超えないようにクーラーを薄~くかけています。最近は室内で40度を超えるとかありますので、気をつけたいところです。特に直射日光は避けましょう。
※ちなみに28度くらいでうす~くかけるクーラーなら思ったより電気代かかりませんでした。
冬も25度前後くらいに加温してあげましょう。冬は当然のようにパネルヒーターなどが必要です。

ただしこれらはうちの環境です。色々な人の話を聞くともうちょっと丈夫な気もします。しかし少なくとも夏は涼しいところ、冬の加温は必須と考えましょう。

湿度もそこそこいります。カラカラに乾燥させないようによく観察しつつ加湿しましょう。タランチュラの飼育の基本は餌を与えること加湿することがメインの作業です。ある程度大きくなったら水入れも用意してあげましょう。

若干神経質なのか、パタパタパタパタと走りまわることもあります。なので、餌を与える時は大きな容器に飼育ケースを入れ込んで行っています。大きな容器のすべての側面にベビーパウダーをはたいておくと壁を登れませんので脱走の心配はありません。

矢印の面にベビーパウダーをはたいておくと脱走できない

正直なところわたしもこの方法を知ってからポエキロを始めました。

流木やコルクバークなど隠れる場所を作ってあげると落ち着きます。樹上性のはずですがにうちの個体は地面近くで落ち着いていることが多いです。

寿命はオスが3~4年。メスが12~15年です。

噛まれたことはないですが、ポエキロ属自体毒が強いと言われています。また本気を出せば動きも速いわけですから扱いには注意が必要です。

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タランチュラベビーの飼い方

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タランチュラの飼い方

サレムオーナメンタルの脱皮

ある日、ケージ(といっても100均ですが)を覗いてみると中に結構な量の糸が張られていました。サレムオーナメンタルは巣を作るタイプのタランチュラではありません。

ケージの真ん中をバレボールのネットを仕切るように張られています。

そうなると脱皮の準備です。餌を食べなくなり脱皮に備えます。そこからあとは加湿しながら見守るだけ。振動などを極力控えてそっとしておきます。

見ると成功していました。タランチュラのサイズが大きくなるほど準備から脱皮までの期間が長くなりますし、脱皮から餌を食べるまでの期間も長くなります

このサレムオーナメンタルはそこそこの大きさですから結構かかりました。3月6日に脱皮して3月27日現在、まだ餌を食べていません。

そろそろ食べてくれるかなぁと思っている次第です。タランチュラの脱皮は命がけですからしっかり管理していきたいですね。

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