インディアンバイオレット(Chilobrachys fimbriatus)の飼育

インディアンバイオレット

インディアンバイオレットはインドに生息するアースタイガーで、いわゆる地中性のタランチュラです。

親画像をちょっと見てみてください。

Instagramからお借りしましたが、むちゃくちゃ奇麗じゃないですか?濃紺の脚と光の加減で茶色から紫に見える腹部。そして腹部の模様。大好きです。

ただ、アジアのアースタイガーは大体が荒い。本種も初心者向けのバードイーターに比べると荒いと思いますが、タランチュラ飼育経験のある方なら問題なく扱えるレベルかなと思います。

きさはメスで体長6㎝(レッグスパンで12㎝)。オスで体長4㎝(レッグスパンで10㎝)くらいだと言われています。

環境的には湿度はしっかり必要です。かといってケージの中が蒸れるのは良くないですので通気の良いケージを定期的にチェックして霧吹きをすることが大事です。温度は25度前後で管理します(冬場はパネルヒーターなどが必要)。

CB(人が繁殖させた個体)が流通していますので、比較的安価でベビーで1匹3000円くらいです。

インディアンバイオレットの一番の特徴として、ケージ内を糸だらけにするということが挙げられます。地中性と書きましたが、地中というより地面近くの枯れ枝などを利用して巣を作っているようで、それが飼育下においては手当たり次第に糸を張るという状況になってしまうようです。

もちろん大きなケージ飼育すれば、巣とそれ以外の場所ができるのだと思いますが、通常のケージでは糸だらけです。しかし、まったく姿が見れないというわけではなく、夜間などに適度に姿を見せてくれるのでその辺が人気なのでしょう。

インディアンバイオレットの飼育記録

うちでは2020年7月から飼育を開始しています。ベビーで2匹を購入。プリンカップ管理です。

餌食いは普通でしょうか。良くもなく悪くもなくといった感じです。ただ、プリンカップ内でも糸を張り巡らせていて、脱皮の前兆などはわかりにくいです。

今は11月で、やっと腹部の模様が見られるようになりました。成長はゆっくりなようなのでゆっくり育てています。

今はもう2021年の2月。数回の脱皮のあとだいぶ大きくなってきました。もう見た目はインディアンバイオレットです。

餌食いもまずまず。数日に一回は気持ちよく餌をとってくれます。結構丈夫で自分としては難しいイメージはないですね。ただ糸は多いです(笑)。

インディアンバイオレットの巣

2021年3月初旬にインディアンバイオレットの飼育ケースを少し大きくしました。
1週間も経たないうちに糸まみれです。それでも、通り道はわかりますし、夜には姿を見せてくれることも多いです。餌(レッドローチ)を与えると振動を感知して食べに来てくれます。餌食いは良好ですし、思ったより飼いやすく、飼っていて楽しいタランチュラですね。

タランチュラの飼い方

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