タランチュラの床材

タランチュラの床材

床材とはケージの底に敷く土のことです。カブトムシ飼育だと腐葉土とかマットとかに相当する部分です。

タランチュラの床材は何がいいのでしょうか?

・パームマット
・ヤシガラの細目

が定番です。ぶっちゃけこれだけでも十分です。これに時々加水することによって湿度を保ちます。

(タランチュラのベビーの場合はこちらの記事を)

色々な商品が売っていますが、ブロック上になっていて加水してほぐしてから使うものは蒸れすぎるところがありますので注意しましょう。

個人的には敷いたあとにこちらで湿度調整できるものががおすすめです。

それに加えてバーミキュライトを混ぜ込む場合も多いです。

バーミキュライトとは人工的に作られた保湿剤で、無菌です。しかし質量が軽いので少しのことで舞い上がり単体では使いづらい面もあります。

多くのタランチュラは湿度を必要としますので、バーミキュライトを混ぜることで湿度を保とうというわけです。

しかしどのくらいの割合で混ぜるといいのかわかりにくいですし、バーミキュライトの見た目があんまり好きじゃないのでわたしはあんまり使っていません。こまめに湿気の調整をしていれば特に必要ありません。

また、くん炭を混ぜることもあります。
くん炭を使うのはダニ対策のためです。タランチュラは肉食ですから食べかすが出ますし、糞もします。それらを狙ってダニが発生することがあります。

くん炭を混ぜるとダニが発生を抑えることができます。しかし、ダニが嫌がる成分はタランチュラにも影響を及ぼす可能性があります。ですので、混ぜても全体の1割程度にしておきましょう。

あまりにダニが目立つ場合は、床材交換する方をオススメします。

追記

最近「ジョジョサンド 奇蟲用」というのを使っています。保湿力も高く結構いい感じです。人気なようで売り切れが多いのですが、悩まれているからは試してみてもいいんじゃないでしょうか。

※※楽天で「ジョジョサンド(奇蟲用)」を探す。

タランチュラ床材の湿度

ベストな湿度はタランチュラの種類によって違います。多湿を好む種もいれば乾燥気味を好む種もいます。

このあたりは飼育するタランチュラの名前で検索して調べましょう。

もし見つからない場合は学名で検索して海外の情報に手を伸ばすことも重要です。youtubeや画像検索で他の飼育者の床材をチェックしたりすることもあります。

そういう意味で最初からあまりマイナーな種に手を出すのは難易度が高いです。他の生き物と同じようにまずは情報を集めてから飼育を始めましょう。

ショップのスタッフさんなどに教えてもらうのも良いですね。また、SNSも貴重な情報源です。

さてタランチュラの床材の湿度ですが、基本的には軽く湿らせておくのが一番です。軽くとはギュッと押して水が滲まない程度の湿度です。

もっと確実にやるなら、床材の半分を湿らせ、もう半分を乾燥させておくという方法です。そうやって観察しておけばどちらを好んでいるかがわかります。次からは好んでいる方に合わせていけばいいわけです。

湿らせる方法ですが、オススメはシリンジ(ダイソーでも売っている注射器)や給水ボトルによる給水です。霧吹きだとタランチュラが驚く場合がありますので、こういうものを使うのがおすすめです。

また、床材の加湿とは別に水入れも用意してあげましょう。定番はペットボトルの蓋を水入れにする方法です。ひっくり返すのが好きな個体には小石などを中にいれて重石にすると良いです。

タランチュラの床材交換はどのくらいの頻度でするの?

ベビー~ヤングまでの間は脱皮を繰り返して大きくなりますから、ケージのサイズアップがイコール床材交換のタイミングとなります。

成体だと2~3ヶ月に1回程度で床材交換をすれば良いでしょう。ダニが発生したり、汚れがひどい場合はその都度交換しましょう。

タランチュラの基本的な飼育方法はこちら
タランチュラの飼い方

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