アンティルピンクトゥー Caribena versicolor
樹上性タランチュラの中では比較的大人しく飼いやすいとされてる種類で、世界で最も美しいと言われているタランチュラです。検索してもらうとわかるのですが、昭和の水商売の女性みたいな色合いです。
樹上性のため高い位置に巣を作りその中で引きこもりがちに生活します。餌食いもそんなに良い方ではなく、CB(飼育下の繁殖個体)が多いためか突然死の報告もちょくちょく聞きます。
成虫になっても大きさもそこそこで、樹上性を飼いたいって方にはおすすめのタランチュラです。
アンティルピンクトゥー飼育日誌
我が家にお迎えしたときは本当に小さな宝石という感じでした。これは大げさでもなんでもなくその青の美しさは本当にジュエリーって感じです。
おわかりいただけると思いますが、彼らは上の方上の方に巣を作りたがりますので、100均の鉢底ネットを切って差し込んでいます。これをしないとケージの蓋あたりに巣を作り開けるたびに巣を壊しちゃうことになり切ないですから。
餌は2~3日に1回切った小さめに切ったミルワームを入れ、食べないようなら翌日取り除くという方法をとっています。取り除かないと腐敗してガスが発生し、小さなケージ内ではそれが致命的になることがありますから注意しましょう。
100均のプラボトルをケージにしていますが、結構穴をあけ通気を良くしています。アンティルピンクトゥーは特に通気が命です。
脱皮です。しばらく餌をとらなくなったら脱皮前の合図です。脱皮はこのように自分の巣の中で行います。脱皮してすぐの透明感のある青は本当に美しい。
少し大きくなりました。幼体の間の青が好きです。
2020年1月29日、また脱皮してました。脱皮と脱皮の間は主にミルワームを与えています。なかなかに順調です。巣はどんどん拡大し、今ではシート状になっています。底が見えない…。
やはり脱皮直後は宝石ですね。
2020年3月10日頃
脱皮殻です。脱皮していました。まだ姿は見えませんが、徐々に大きくなっています。
透き通るようなブルーの脚が見えました。アンティルピンクトゥーは湿度を保ちながら通気が大事なようです。100均の容器で飼っているのですが、千枚通しでたくさんの穴を空けて使っています。
2020年5月2日
脱皮していました。まだまだ美しい青色をしています。だいたい2ヶ月おきに脱皮しているようです。餌は小さめのレッドローチか、大きめのミルワームを与えています。1週間に2~3回くらいでしょうか。
水飲み場代わりに巣の中に入れてある水苔は毎日湿らせるようにしています。こうして写真で見ると姿が見えないようですが、この個体に関しては巣の隙間から姿を見せてくれることが多いですね。とはいえ、アンティルピンクトゥーは引きこもりがちな樹上棲タランチュラだと言われています。
2020年6月10日
前回からもう一回脱皮していたと思います。今ではアダルトに近いレッドローチも食べれるようになりました。今の所食欲は旺盛ですね。
腹部にも赤い色が出てきて徐々にアダルトに近づきつつあります。そろそろケージも大きくしないといけません。
2020年7月1日
前回の脱皮からそれほど経っていない気がしたのですが、脱皮していました。脱皮直後のようでしたので全体像はまだ見ていません。大きなケージにしようと思ったのですが、身体が固まるまで少し待ってからにしたいと思います。なかなか順調に育っています。
アンティルピンクトゥーの突然死
残念ですが、突然死しました。
せっかくアダルトな色になり楽しみだったのですが残念です。大きなケージに移し、巣も作りかけていたのですが本当に突然。
通気が悪かったのか、なんなのか…。アンティルピンクトゥーの突然死は時々耳にする話ですが凹みますね…。
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